本質の意味
最近、物事の本質についてよく考える。
システム開発も、Webアプリケーション開発も、Webサイト制作に至ってもそう。
作るものの本質を理解し、概念をまとめ、設計する。それが良いモノを作る上での必要な道筋なんだろうと思う。
この業界ではカタカナで書く言葉をよく聞く。結構嫌いだ。もちろん、固有名詞として使わざるおえないものは省くけれど。
カタカナ言葉は言葉を隠す。その言葉の本質が伝わりにくい。日本語に変えても難しいことはあるかもしれないけれど、それでも理解しやすい方で話して行きたいと思う。
で、今日のお題、本質は一体どんな意味を持っているのか。
物事の根本的な性質・要素。そのものの、本来の姿。「―に迫る」「―を見きわめる」
物事の根本的な性質とは、要素とは、一体なんだろうか。果たして全てのモノが本質という概念を持っているのだろうか。
僕らにとってのお客さんでも、結果的に「本質がない」ことが本質だったりする人もいる。自分がやりたい事に明確な定義がない。
本質にも質がある。「お金を稼ぐ」ことの場合もあれば、「人を幸せにする」ということの場合もある。
「お金を稼ぐ」ことが本質なのだというのであれば、それはどれだけ自己満足的な事業なのだろう。
サービスの本質として、「自分」がターゲットとなっているのは駄目なんじゃないだろうか。
同じ「お金を稼ぐ」といっても、「社員を幸せにしたいからお金を稼ぐ」という本質と「自分が贅沢をしたいから稼ぐ」という本質では差がある気がする。
よく「お客さんに利益をもたらす」「成果を出す」ことがWeb制作、引いては仕事においての本質だと聞くことをあるが、結局は僕ら制作業者がなぜそんな仕事をやっているかという理由に本質という意味では落ち着く気がする。
基本的に本質というものは、人間が考える以上、人間に落ち着くのだろうか。
そんなことを考えるとねれないもやもやする